歯周病治療細菌検査、バイオフィルムとは。

 

歯周病治療が得意の、入間市の水村歯科医院です。

歯周病治療の補助として細菌検査の器材をいれました。

偶然ですが、入間市開業の私のクリニックで使用している細菌検査が、テレビで放映された歯科の人間ドックすなわち歯科ドックの1つの検査として取り入れられていました。

自分の口の中の細菌を顕微鏡レベルで観察できます。患者さん達は、初めての経験でしょうから、色々な意味でびっくりしてます(笑)

歯垢(プラーク)すなわちバイオフィルムを簡単に説明します。

台所の洗剤を使っても中々取れない、ぬめりもバイオフィルムです!

バイオフィルムは、菌体とそれを取り巻くネバネバした多糖体から出来ています。

菌体はバイオフィルムを形成する事で抗菌薬への耐性が1000倍にもなる事があります。(薬が効き難いという事です)

バイオフィルムは抗生物質を浸透させないばかりか、免疫反応に対しても抵抗性を示します。

バイオフィルムの出来るまでを簡単に説明します。

バイオフィルム(デンタルプラーク)はまず歯面に付着しやすいミュータンス菌やオラーリス菌などの初期定着菌群がバイオフィルムを作り始め、その後、虫歯菌や歯周病菌などの病原性の高い後期定着菌群がバイオフィルムを形成します。

歯周病と関連性が強いRed complexと言われる4つの細菌が問題なんです!

Aa菌、Pg菌  歯周病の発症にや転移に関与

Tf菌、Pg菌、Aa菌、Td菌    歯周病の活動性やポケットの形成に関与

特に、Pg菌はハイリスク患者(重度歯周病患者)の口腔内から高い頻度で検出されます。

健常者(健康な人)と比較した場合、12~25倍の細菌数と報告されています。

言い換えれば、Pg菌が検出しなければ治療後も口腔内は安定し、歯周病になりにくいと言う事です。

私のクリニックでは、そのような事を少しでも知って頂き、自分の口腔、しいては健康に関心を持ってもらえれば、嬉しいです。

今の自分の口腔細菌が見たければ、来院下さい。お金は頂きません無料です。

プラーク(歯垢)の顕微鏡写真を見せます。実際には歯周病菌が動いているのが見えます!

棒の様な物、小さく丸い点など、多数見えますか?これが全て歯周病菌です。

菌20018.2

 

 

菌

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